グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



Home >  診療のご案内 >  肝胆膵の疾患

肝胆膵の疾患


ページ内目次


当クリニックは健診で発見された肝障害(AST, ALT高値)、γ―GTP高値の原因検索や胆嚢結石症、胆嚢ポリープの診断や治療の必要性。肝臓がん、膵臓がんなどのスクリーニングにも力を入れています。
肝臓、胆嚢、膵臓の病気は胃や大腸とは異なり、その診断や治療は非常に難しく、特にこの領域のがんは進行が早く、難治がんの代表格です。
少しでも心配に思われる方は当クリニックにご相談ください。適切な検査を提供し、必要な場合には速やかに専門機関と連携させていただきます。

肝臓

健診でAST(GOT)、ALT(GOT)の高値(肝障害)を指摘され、医療機関への受診を勧められることがあると思います。通常症状のない方がほとんどになりますので、病院を受診されない方が多いと思いますが注意が必要です。

肝障害の原因はウイルス性(B型肝炎、C型肝炎)、薬剤(薬、サプリメント)、アルコール、自己免疫、肝腫瘍(肝がん)など様々な原因が考えられます。良く知られているものとしては、ウイルス性肝炎だと思われますが、近年はメタボリック症候群の患者さんの増加に伴い非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease: NAFLD)の患者さんが増えています。少し乱暴ですが、簡単に言うと脂肪肝の患者さんが世界的に増加しています。この脂肪肝の患者さんの中には肝硬変や肝がんを発症する人がいることが分かっており、注意が必要です。

肝臓は沈黙の臓器であり、症状がないからと言って安心しないでください。症状のないうちから対応が必要です。コレステロール高値や糖尿病、腹囲:男性85㎝、女性90㎝以上の方で肝障害のある方は注意が必要です。
当クリニックでは採血、超音波検査でウイルス性肝炎、脂肪肝などをまず診断し、治療*を提案させていただきます。

*:脂肪肝による肝障害は体重コントロールだけで改善するものもありますが、放置することにより肝臓がんへ進行してしまうものもありますので、ぜひ一度ご相談ください。
より専門的な検査や治療が必要なときには、近隣の総合病院と連携させていただきます。

正常肝

脂肪肝

脂肪肝は腎臓に比べて超音波検査で白くギラギラした感じで確認でき、簡単に診断できます。

胆嚢

健診の超音波で胆嚢結石や胆嚢ポリープを指摘され、医療機関の受診を勧められた場合には一度ご相談ください。
胆嚢結石、胆嚢ポリープの注意点や胆嚢がんとの関係性などを分かりやすく説明させていただきます。

膵臓

膵臓の病気は膵炎(急性・慢性・自己免疫性)、膵のう胞。膵臓の機能低下に伴い糖尿病も膵臓が関係している病気の1つです。
しかし、最も重要な病気は、近年男女ともに増加している「膵臓がん」です。最新の全国統計では、膵臓がんと新たに診断される人数は、男性では1年間に10万人当たり29人(がんの中では第9位)、女性では1年間に10万人当たり25人(第7位)です(2016年国立がん研究センター がん対策情報センター)。しかし、死亡率は男性で5位、女性で4位であり、新たに診断される人の割合に対して死亡する人の割合が非常に高いことが、この病気の深刻さを物語っています。

膵臓がんの初期には症状は出にくく、進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(すぐにお腹がいっぱいになる)、黄疸(おうだん)、腰や背中の痛みなどを発症します。その他、糖尿病を発症することもあります。ただし、これらの症状は、膵臓がん以外の理由でも起こることがあり、膵臓がんであっても、症状が起こらないことがあります。しかし、膵臓がんの治療は症状が出てからでは手遅れのことが多く、早期に発見し、適切な治療を行うことが一番重要ですが、現在膵臓がんにおける適切な検診に関する指針はありません。

膵臓がんのリスク因子としては、慢性膵炎や糖尿病にかかっていること、血縁のある家族内に膵臓がんになった人がいること、肥満、喫煙などがあります。特に、最近糖尿病が悪化した患者さん(HbA1cが急激に上昇)は注意が必要です。
診断には血液検査、超音波検査、CT検査、MRI検査によって、膵臓がんを強く疑う場合にはさらなる検査が必要になります。血液検査、超音波検査でスクリーニングを行い、必要に応じて、CT検査やMRI検査を提案させていただきます。CT検査では造影剤の使用の有無、撮影のタイミング*により膵臓がんが分からない事もあります。早期発見でしか、膵臓がんは助かる道がないと言っても過言ではありません。少しでも心配な方は、ご相談ください。
 

膵頭部がんの症例

造影剤無

造影剤有①

造影剤有②

黄色の矢印で示す黒くなっているところが「膵臓がん」の場所ですが、造影剤①の画像でしか「がん」をしっかりと確認できませんでした。造影剤①は造影剤を入れてすぐに撮影したCTであり、造影剤②は①の40秒後に撮影した画像です。造影剤を入れる速度、撮影するタイミングで膵臓がんの発見率が変わります。それが指示できる医師からの紹介、分かっている病院で適切に撮影する必要があります。